昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利に落ち着きが見えたことで、NY株価3指数が大幅に反発したが、リスクオンのドル売りは強まっていない。米経済指標としては、2月マークイット製造業PMI改定値やISM製造業景気指数が、市場予想を上回り、ドルを支えた。
 ドル円は、バーキン・リッチモンド連銀総裁が「イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応」と発言、米長期金利の上昇に合わせて106.89まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏各国の製造業PMIや独2月消費者物価指数が、市場予想を上回ったが反応は鈍く、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「最近の利回りの上昇は不当であり、ECBはそれに対応する必要、選択肢には必要に応じて預金金利の引き下げが含まれる」と発言したこともあって、1.2028まで売りに押され、ポンドドルも一時1.3904まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円が128.22、ポンド円が148.35まで下落、オージー円は83.14まで反発、NZD円は7.73から77.12で上下し、カナダ円は84.48まで買い戻された。