昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利の上昇を受けて、ドルの買い戻しが優勢も、下落からスタートしたNY株価が、大きく反転したことで、巻き戻し気味で引けている。
 米10年物国債利回りは、1.43%台、30年物国債は2.29%台まで一時上昇したが、パウエルFRB議長が、「インフレ目標を達成するのに3年以上かかる可能性がある」と発言したことが、金利の上昇を抑えた。またNY株3指数はプラス圏を回復したが、特にNYダウは、一時3万2千ドル台の歴史的な高値をつけた。米経済指標としては、1月新築住宅販売件数が、予想を上回ったが、影響は限られた。
 ドル円は106.11まで上昇、ユーロドルは、独10-12月期GDP・改定値が、速報から上昇修正され1.2175まで上昇後1.2109まで下落、ポンドドルは、英中銀要人の発言の影響は見えなかったが、アジア時間に大きく買われた反動もあって1.4083まで一時売りに押された。 
 一方クロス円では、ユーロ円は、128.80から128.39、ポンド円は149.97から149.22で上下、オージー円は84.32、NZD円は78.80、カナダ円は84.62までじり高となった。