昨晩の海外

昨晩の海外市場は、総じてドルが軟調気味もまちまちの展開となった。NYダウが史上最高値を一時更新するもその後値を消し、NY株3指数は、横ばい気味の推移に留まり、影響は限られた。また、FRBが半期に一度議会に提出する金融政策報告を公表、「FRBは米経済が完全な回復を遂げるまで、金融政策による強力な支援を継続する」と表明したが、ウイリアムズNY連銀総裁が「利回りの上昇は懸念していない」と発言したことなどから米10年物国債利回りが、1.36%まで上昇したことが、ドルの下値を支えた。米経済指標としては、2月サービス業PMIの速報値や1月中古住宅販売件数が、予想上回ったが影響は限られた。 
 ドル円は、105.24まで下落後105.67まで反発、ユーロドルは、独仏2月製造業PMIの速報値が、2018年2月以来の改善を見せたことで1.2145まで上昇後、1.2108まで売りに押されたが、ポンドドルは、予想を上回る2月製造業・サービス業PMI・速報値を背景に1.4047まで買い進まれた。またユーロポンドは、昨年4月来の0.8640まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が128.18まで一時上昇、ポンド円が148.17、オージー円が83.17、NZD円が77.23まで上昇、カナダ円は、12月小売売上高が予想を下回るも、83.87まで値を上げた。