昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利の上げ渋りを受けて、ドルの売り戻しが優勢となった。株価面では、金利の上昇懸念からNY3市場ともマイナス圏の推移となったが、リスクオフのドル買いは限定された。米経済指標としては、週間新規失業保険申請件数や1月住宅着工件数が予想より弱い結果も、2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を上回り、相場の反応は限られた。
 ドル円は、105.60まで下落、ユーロドルは、ECB議事会議事録で、預金ファシリティ金利の引き下げなどさらなる政策調整の可能性や為替水準について、メンバーの一部が懸念を示していることが示唆されたが、ユーロ相場への影響は限られ1.2093まで反発、ポンドドルは、1.3987まで一時上昇後も、1.3927が下支えした。
 一方クロス円では、ユーロ円が127.81、ポンド円が147.80まで反発、オージー円は82.31から81.83まで売りに押され、NZD円が76.31から76.01、カナダ円が83.43から83.12で揉み合った。