昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米1月小売売上高と卸売物価指数、1月鉱工業生産・設備稼働率などが予想を上回り、米長期金利が高止まりしたことなどからドルの買い戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、一時1.3294%まで上昇した。米株価としては、NYダウが、一時は180ドル超の下落から史上高値を更新するも、ナスダックやS&Pは、金利の上昇を嫌気してマイナス圏で引けた。
 ドル円は、106.21まで上昇後、105.78まで売りに押され、ユーロドルは、ドラギ伊新首相が「イタリアは2022年末までに、パンデミック前のレベルを取り戻すことはないだろう」との発言が嫌気され、1.2023まで下値を広げ、ポンドドルも1.3830まで下落した。
 一方クロス円は総じて軟調で、ユーロ円が127.31、ポンド円が147.32から146.42、オージー円は81.76、NZD円が75.80、カナダ円は83.04まで利食いに押された。