昨晩の海外

昨晩の海外市場は、堅調な株価と米長期金利の上昇の狭間にあって、ドルは総じて揉み合い気味の展開となった。NYダウは、高値更新後も概ねプラス圏で推移、米10年物国債利回りは、一時1.30%台まで上昇した。米南部の寒波によって、計画停電が長期化していることで、テキサス州の石油施設が閉鎖、エネルギー生産に影響があるとの見方から原油価格が60ドル台まで上昇したが、為替市場の影響は限定された。
 ドル円は、米長期金利の上昇やクロス円での買いで105.97まで上昇、ユーロドルは、独2月ZEW景況感指数が、予想を大きく上回る結果、ユーロ圏10-12月期GDP・改定値が予想をわずかに上回ったことで、1.2167まで上昇後、1.2095まで下落、ポンドドルは、アジア時間の高値1.3948から1.3870まで一時売りに押された。 
 一方クロス円では、ユーロ円が128.35まで上昇、ポンド円は146.53まで下落後147.40まで反発、オージー円は82.25から81.89で推移、NZD円は76.64から76.20まで若干売りに押され、カナダ円は83.24から85.53での推移に留まった。