昨晩の海外

昨晩の海外市場は、予想を上回る週間新規失業保険申請件数などを嫌気して、NYダウが193ドル安まで下落するも、下げ止まりを見せたこと。また、S&Pやナスダックが史上最高値を更新したが、為替市場の反応の薄い展開が続いた。ただ、米国30年物国債の入札後に、米長期金利が上昇したことなどがドルの下値を支えた。 
 ドル円は104.81まで反発、ユーロドルは、1.2149まで一時上昇も、欧州委員会が、今年のユーロ圏成長率予測を従来の4.2%から3.6%へ引き下げたことなどが上値を抑えた。また、ポンドドルは、アジア時間夕方の1.3860を高値に、1.3801まで一時売りに押されたが、総じて揉み合い気味の相場展開に留まった。
 一方クロス円は堅調で、ユーロ円は127.16まで上昇、ポンド円は144.61から144.91で上下、オージー円は81.38、NZD円は75.92、カナダ円は86.68まで上値を拡大した。