昨晩の海外

昨晩の海外市場は、弱い米1月米消費者物価のコア指数を受けて、ドルが軟調な展開。注目のパウエルFRB議長の発言では、「米経済は力強い労働市場から依然として程遠い」、「辛抱強く緩和的な金融政策が重要」と示されたが、想定内で相場に対する影響は見えなかった。
 ドル円は、104.41を安値に「日銀は来月の金融政策決定会合での点検でマイナス金利の深掘り余地があることを明確化する可能性」との一部報道を受けて104.84まで反発したが、米消費者物価指数の結果を受けて、104.54まで売りに押され、ユーロドルは、1.2144まで反発、ラガルドECB総裁が、「緩和的な金融政策の継続が必要」と語り、ドイツではロックダウン措置が来月7日まで延長されると報じられたが、こちらに対する反応も見えていない。また、ポンドドルは、上値を押さえていた1.37ミドルを上抜けたことで、1.3866まで一時上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円は126.65から127.08で上下、ポンド円は144.42から145.08まで反発、オージー円が80.84から81.11、NZD円は75.67から75.38、カナダ円は82.32から82.57の狭いレンジで推移した。