昨晩の海外

昨晩の海外市場は、アジア時間から欧州の政治不安などを手掛かりとしてドルの買い戻しが優勢となるも、WSJが「次期米財務長官に指名されたイエレン前FRB議長は、19日米上院の指名承認公聴会で、市場が決定する為替レートへのコミットメントを確認するとともに、ドル安を目指さないと明言する見通し」と報じたことなどから、巻き戻しが優勢で引けた。ただ、NY市場がキング牧師誕生日の休場で、参加者が限られたこともあり、動意は総じて鈍かった。露独を繋ぐガスパイプライン「ノルドストリーム2」の建設に関わるロシア船舶に対し、米国が新たな制裁を科すと報じられたが、市場の反応は限定された。
ドル円は103.85から103.54まで下落、ユーロドルは1.2054を安値に、イタリア議会下院で、コンテ内閣に対する信任投票が賛成多数で可決したこともあり、1.2082まで反発、ポンドドルも1.3520を安値に、対ユーロでの買いなどから1.3588まで反発した。
クロス円では、ユーロ円が125.36から125.09まで下落した一方、ポンド円は140.37から140.90まで反発、オージー円が79.52から79.77、NZD円は、73.66から73.85、カナダ円は81.10から81.38で小動きとなった。