昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米国の上院決戦投票や新大統領を決定する上下両院合同本会議を控えて、荒れた相場展開となった。
ジョージア州の上院選決選投票では、民主党が1議席の確保を確実にし、残る1議席も民主党が僅差でリードと伝わると米長期金利が大幅に上昇、ドル買いを誘ったが、米株価が、民主党の大規模な財政支出を期待して、大幅に反発したことで、リスクオンのドルの売り戻しでドルの上値を抑えた。経済指標としては、12月ADP全米雇用報告では、非農業部門雇用者数がマイナス12.3万人と予想のプラス8.8万人を下回多が、相場の反応は限られた。尚米10年物国債利回りは、節目となった1%を超え、NYダウが一時631ドル高と31000ドル台まで上昇したが、ナスダック指数は、金利の上昇を嫌気してマイナス圏で取引を終了した。
ドル円は102.68を安値に103.45まで上昇後102.94まで売りに押され、ユーロドルは1.2349から1.2266まで下落後1.2340、ポンドドルも1.3672から1.3540まで下落後1.3627まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が127.24まで反発、ポンド円は140.58から139.78で上下、オージー円が80.52、NZD円が75.30、カナダ円が81.55まで上昇した。