昨晩の海外

昨晩の海外市場は、弱い米10月小売売上高を受けて、米国長期金利が低下したことなどから、ドルが軟調な推移となった。NYダウは一時430安となったが、リスクオフのドル買いは見えなかった。また、パウエルFRB議長が「5-6月からの経済回復は予想よりも強いが、目先は下方向のリスク」と述べたが、影響は限定された。
ドル円は104.07まで下落、ユーロドルは一時1.1894まで上昇、ポンドドルも1.3273まで値を上げたが、ラムスデン英中銀副総裁が「インフレ目標達成のために必要な追加措置を講じる準備ができている」と発言したことなどが上値を抑えた。
一方クロス円では、ユーロ円は123.52まで下落、ポンド円は137.83から138.37で上下、オージー円は75.91、NZD円は71.62、カナダ円は79.40まで売りに押された。