昨晩の海外

昨晩の海外市場は、「米モデルナのコロナワクチンが、94.5%で効果あった」との報道を受けて、株式市場が大きく反発したことで、リスクオン地合いも、ドル売りや円売りは続かなかった。米11月NY連銀製造業景気指数は、2か月連続で下回り予想も下回ったことが嫌気されたが、NYダウは、3万ドルに迫る上昇で引けた。
ドル円は、米国の一部州が規制強化に乗り出したとの報道で104.36まで下落後、 米10年物国債利回りが0.92%台まで上昇したことで105.13まで一時反発したが、その後押し戻され、ユーロドルは1.1869を高値に1.1814まで下落、ポンドドルは、英欧FTA交渉を年内に発効するためには、少なくともあと10日が協議締結の限界との見方もあって、1.3244から1.3166まで一時下落した。
一方クロス円も一時の高値からは、利食いが優勢となり、ユーロ円が124.44を高値に123.63、ポンド円が138.85から137.73、オージー円は76.76から76.24、NZD円は72.29から71.88、カナダ円は80.33から79.84まで売りに押された。