昨晩の海外

昨晩の海外市場は、まちまちの展開も米国でも、新型コロナウイルスの感染再拡大が意識されたことで、米国株価が軟調な推移となり、対欧州通貨でリスクオフ的な円買いが優勢となった。NYダウは、NYの学校閉鎖やシカゴで外出制限が発表されたこと、パウエルFRB議長が「新型コロナウイルスの再拡大で、向こう数カ月は、厳しい時期になる」と発言したこともあって、481ドル安、ナスダック指数は120ポイント安まで下落した。また、米10月消費者物価指数は、予想を下回ったが、週間新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、影響は大きく見えなかった。
ドル円は105.42から105.07まで下落、ユーロドルは、対ポンドでの買いに1.1759から1.1823まで反発、ポンドドルは、予想を下回る9月と7-9月期四半期GDPの速報値、英首相報道官が、「英EU合意のために与えられた時間はわずかだが、依然として溝は大きい」と発言、1.3107まで売りに押された。またユーロポンドは0.9005まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が123.69から124.50で上下、ポンド円は137.76、オージー円は76.71から75.93、NZD円は72.52から71.83、カナダ円は80.69から79.95まで売りに押された。