昨晩の海外

昨晩の海外市場は、航空会社や中小企業対する給与支援など一部の追加経済対策の実現の期待感から、NY株価が堅調を維持したが、米週間新規失業申請件数が弱かったことやペロシ下院議長が「包括的支援策なしに航空支援法案のみの通過はない」と発言したことなどが嫌気され、総じて保合気味の相場展開に終わった。尚、第2回大統領候補者討論会が、リモート開催されることが決定されたが、トランプ大統領は、参加を拒否したが、影響は見えていない。
ドル円は、105.93から106.05で上下、ユーロドルは、ECB議事録で、「強いユーロは、金融緩和の効果を減じる」、「ユーロ高に対する不透明感を避けるべき」と指摘されたことで、1.1733まで売りに押され、ポンドドルは、ジョンソン首相が設定したFTAの交渉期限となる15日を前に、期待感と警戒感が交錯する形から1.2971から1.2892で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が124.88から124.36、ポンド円は137.42から136.69で揉み合い、オージー円が76.01まで上昇、NZD円は69.94から69.59で推移、カナダ円は、メキシコ湾のハリケーンの懸念やノルウェーの一部石油施設で続くストライキが規模を拡大する可能性などから、原油価格が反発したことで、80.37まで上昇した。