昨晩の海外

昨晩の海外市場は、株価の堅調を受けたリスクオンの動きも、パウエルFRB議長が講演で「経済回復は予想よりも早く進んだ」としながらも、「家計はおそらくより多くの財政支援を必要としている」と改めて財政支援の必要性を訴えたが、トランプ大統領が、追加経済対策に関して、「民主党案を拒否し協議を大統領選後まで中止する」と伝わると株価が下落を強め、一気にリスクオフに傾く形で引けた。
ドル円は、小動きが続き105.71から105.47で上下、ユーロドルは、1.1808まで反発も、レーンECB専務理事が「インフレ目標を確実に達成するため、新型コロナウイルスによる苦境を脱した後もECBは十分に緩和的な政策を維持する必要がある」と述べたこともあって、1.1733まで下落、またポンドドルも「EUは、ジョンソン首相が設定した10月15日の交渉期限を無視する方針」と伝わったことなどもあって、1.2868まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は124.73から123.85、ポンド円が135.98、オージー円は75.02、NZD円は69.55、カナダ円が79.28まで下落した。