昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスに感染し入院しているトランプ大統領が、本日にも退院する可能性があるとの報道、米国の追加経済対策の合意期待などを背景に、米国株が堅調に反発したことで、リスク・オンのドル売りが優勢となった。マクナニー大統領報道官をはじめとする複数の米政権スタッフが本日、新型コロナウイルス検査で陽性となり、ホワイトハウス内でクラスターが発生していることが明らかとなったが、相場に対する悪影響は限定された。また9月ISM非製造業指数が、予想を上回ったが、ドル買いは限定された。
ドル円は、米長期金利の反発もあって105.80まで反発、ユーロドルは、予想を上回る9月サービス業PMIの確報値や小売売上高もあって1.1798、ポンドドルも9月サービス業PMIの改定値が予想を上回り1.2993まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が124.72、ポンド円が137.36、オージー円は76.05まで反発、NZD円は70.05から70.28で上下、カナダ円は79.47から79.77で推移した。