昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ムニューシン財務長官が、「景気刺激策についてペロシ米下院議長と協議する予定」、一方のペロシ下院議長も「景気刺激策についての協議再開を早期に望む」と述べたことで、追加の経済対策に対する期待感から、NY株価が反発したことで、ドルが巻き戻し気味、円が軟調な展開となったが、ただ、株価は上げきれず、総じて揉み合いの範囲の展開に留まった。また、米週間新規失業保険申請件数が予想を下回ったが、8月新築住宅販売件数は、予想を上回り、影響は限られた。
ドル円は、105.21から105.53での小動きに留まり、ユーロドルは、独9月ifo企業景況感指数が、4か月連続で上昇したこともあって、1.1627を安値に1.1697まで反発、ポンドドルは、スナク財務相が、「ホテル・観光部門の付加価値減税の拡大や政府が直接、労働者賃金を支援する措置」などの経済対策を議会で発表したことが下支えとなり1.2691から1.2782で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が122.58から123.16、ポンド円は133.61から134.67、オージー円は73.98から74.54、NZD円は68.64から69.16、カナダ円は78.49から79.09まで反発した。