昨晩の海外

昨晩の海外市場は、パウエルFRB議長の議会証言を控えて、神経質な展開も、NY株が下げ止まりを見せたことで、リスク回避の動きに巻き戻し気味で引けた。尚下院サービス委員会で、パウエルFRB議長は、「米国経済は回復基調にあるが、依然として不透明」、「FRBは引き続き必要とされる期間、あらゆる政策手段を講じることにコミットするもさらなる財政支援が必要となる可能性が高い」と述べた。ただ、総じて相場の反応は限定された。
ドル円は104.41から105.98まで反発、ユーロドルは、パネッタECB専務理事が「ユーロの上昇は我々が注視する必要のある中の一つ」と述べたことで、1.1767から1.1692まで売りに押され、ポンドドルは、ジョンソン英首相が「今回は3月のような完全なロックダウンに戻るわけではない」とながらも、「木曜日からすべてのパブ、バー、レストランを22時までに閉店とする」との制限措置を発表したことで、1.2868から1.2711まで下落した。
一方クロス円は、揉み合い気味で、ユーロ円は122.66から123.14、ポンド円も133.05から134.40で上下、オージー円は75.70から75.12、NZD円は69.48から69.87、カナダ円は78.38から78.96で推移した。