昨晩の海外

昨晩の海外市場は、FOMC後のドルの買い戻しも、高値でのドル売り意欲が強く、ドル全面安で引けた。米週間新規失業保険申請件数や9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が、ほぼ市場予想と一致、住宅指標は弱かったが、影響は限られた。またNY株3指数は、新型コロナウイルスのワクチンに関して、政府と当局の発表が異なることなどが不透明感と捉えられ軟調な動きを続けたが、リスクオフの動きは強まっていない。
ドル円は104.53まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏8月HICPコアの改定値は予想と変わらず影響は限られたが1.1852まで反発、ポンドドルは、英中銀の金融政策決定会合で、政策金利と資産購入枠は全員一致で据え置かれたが、マイナス金利の有効性を議論したことが明らかとなったことで、一時1.2883まで急落後、フォンデアライエン欧州委員長が「英国とEUの通商合意は依然として可能」との報道もあって、一時1.2999まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が123.33から124.10まで反発、ポンド円は、135.97から134.58まで下落後136.02まで買い戻された。また、オージー円が76.61、NZD円は70.77、カナダ円は79.64まで反発した。