昨晩の海外

昨晩の海外市場は、一時反発していたNY株価指数が、軟調な展開となったことや米8月米卸売物価指数が予想を上回ったこと、英欧関係の悪化懸念で、ドルの買い戻しで終了した。
ユーロドルは、ECB理事会で政策の据え置きが発表されたが、ラガルドECB総裁が、「ユーロの上昇については話し合ったが、ユーロ高に過剰反応する必要はない」と述べたことで1.1917まで上昇後、リスクオフの動きに1.1809まで売り戻された。また、ポンドドルは、EUが求めた英国内市場法案の撤回を拒否する姿勢を示したことで、英国とEUのFTA交渉が決裂するとの懸念が高まったことで、1.2774まで下落、ユーロポンドも0.9271までポンド売りが広がったが、ドル円は、105.98から106.24で狭いレンジの取引が続いた。
一方クロス円では、ユーロ円は125.33から126.46で上下、ポンド円は135.58まで下落、オージー円は77.75を高値に76.94、NZD円も71.19から70.48、カナダ円は、80.90から80.38まで売りに押された。