昨晩の海外市場は、揉み合い気味も前日のFOMC議事録を受けたドルの買い戻しからは、ドルは軟調な展開となった。米週間新規失業保険申請件数や8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を下回り、リスクオフの動きも、中国商務省官僚が、「中止された米中閣僚級協議が、近いうちに再開される」と発言、米7月景気先行指標総合指数が予想を上回り、166ドル安からスタートしたNYダウが、88ドル高まで反発したことで、巻き戻しが優勢で引けた。
ドル円は、狭い動きも105.74まで下落、ユーロドルは、ECB理事会議事録で、「現在の金融政策のスタンスは十分であり、現時点では再調整の必要はない」と示されたこともあり1.1869から1.1802で上下、ポンドドルは、対ユーロでの買いが強まり、1.3065を安値に1.3225まで反発した。またユーロポンドは、0.8970まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は125.78から125.08で上下、ポンド円は138.58から139.87まで反発、オージー円は76.16から75.62で上下、NZD円は68.77まで売りに押され、カナダ円は78.01から78.39で推移した。