昨晩の海外

昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスに対する追加の経済対策を巡る与野党協議の行方に不透明感が残る中、ナスダック総合指数が最高値を更新しるなど堅調なNY株価を受けて、揉み合い気味ながらドルの軟調な展開が続いた。米週間新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数は、市場予想より改善したが、ドル買いは限定された。また、追加の経済対策に関しては、楽観論が続いているが、本日7日に合意できなかった場合、協議が中止される可能性が指摘されている。
ドル円は、105.30まで下落、ユーロドルは、1.1916まで上昇後、1.1818まで下落、ポンドドルは、英中銀が政策を据え置き、来年のインフレ見通しを引き下げたことで、マイナス金利導入の思惑が後退、強い7月建設業PMIもあって1.3186まで上昇後、1.3119まで売りに押された。ベイリー英中銀総裁は、「マイナス金利は選択肢にあるが、活用する計画はない」と述べた。
一方クロス円では、ユーロ円が125.58を高値に124.66、ポンド円が139.25から138.48まで利食いに押され、オージー円は76.45、NZD円は70.61まで上昇、カナダ円は79.24まで売りに押された。