昨晩の海外

金曜日の海外市場は、月末のロンドン・フィキシングに向けたドル需要から、ドルの買い戻しが優勢で引けた。NYダウは、新型コロナウイルスを受けた追加経済対策をめぐる米議会与野党の協議が難航していることから300ドルの下落も、アップルを始めとしたGAFA企業の良好な決算を受けて、プラス圏に回復して引けた。米経済指標としては、6月米個人消費支出た7月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値が、予想を下回ったが、7月シカゴ購買部協会景気指数は、予想を上回り、影響は限定された。その他フィッチ・レーティングスが、米国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたが、取引終了間際の発表で相場の反応は限られた。
ドル円は、今週の売り手があぶり出される形で106.05まで上昇、ユーロドルは1.1762、ポンドドルは1.3071まで下落した。
一方クロス円は、総じて円売りに強い反発となった。ユーロ円が125.21、ポンド円が139.20、オージー円が75.92、NZD円が70.50、カナダ円が79.10まで上昇した。