昨晩の海外

昨晩の海外市場は、軟調な株価にも、リスクオフのドル買いは強まらず、直近の流れを継続する形で、ドルの軟調が続いた。米経済指標としては、4-6月期GDPの速報値や週間新規失業保険申請件数が予想を上回ったが、良い数字とは言えず、ドルを支えることは出来なかった。トランプ大統領がツイッターで、大統領選挙の郵便投票に不快感を示し、「人々が安心して投票できるようになるまで選挙を延期すべきだろう」と投稿したことで、政治に対する不透明感もドルの売りを誘った。ただ、NYダウは、一時547ドル安まで下落も下げ止まりを見せた。
ドル円は104.68まで安値を拡大、ユーロドルは1.1848、ポンドドルは1.3103まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は、123.34から124.20、ポンド円は136.09から137.40まで反発、オージー円は74.84から75.40、NZD円は69.56から70.20まで買い戻されたが、カナダ円は、原油価格の下落を受けて77.84まで売りに押された。