昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数や6月景気先行指標総合指数が予想を下回ったことで、ドル売りが優勢となるも、午後になってNYダウが、445ドル安まで下落すると、ドルにリスクオフの巻き戻しが優勢となった。ムニューシン財務長官とマコネル上院院内総務が、1兆ドル規模の追加対策案で基本合意したとの報道はあったが、追加対策案の成立には、下院で過半数の民主党との合意が必要となることで、好感する動きは見えなかった。
ドル円は107.23を上値に106.71まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏7月消費者信頼感指数の速報値が予想を下回ったが、影響は薄く1.1540を安値に1.1627まで反発、ポンドドルは、バルニエEU離脱首席交渉官が、今週の英国との通商交渉について、ネガティブな見解を示したことで、1.2673まで下落後1.2761まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は124.24から123.71、ポンド円は136.64から135.85、オージー円は76.72から75.75、NZD円は71.69から70.78、カナダ円は80.15から79.62まで売りに押された。