昨晩の海外市場は、210ドル安でスタートしたNYダウが、プラス圏を回復したことで、ドルに売り戻しが出るも、その後NYダウが値を消したことで、更なる展開となっていない。一部通信社の報道で、「米政府は全ての中国共産党員とその家族の米渡航禁止を検討している」と報じられたことがなどが嫌気された可能性はありそうだ。また米経済指標としては、6月小売売上高や7月フィラデルフィア連銀景況指数が予想を上回ったが、週間新規失業保険申請件数が予想より悪化したことで、総じて影響は限られた。
ドル円は、107.40まで反発、ユーロドルは、ECBが政策を据え置いたが、ラガルド総裁が「全ての政策手段を必要に応じて調整する用意がある」、「ECBの想定はEU復興基金が承認されることを前提にしている」と述べたことで、1.1442まで反発後1.1371まで売りに押され、ポンドドルも1.2625まで一時上昇後1.2537まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が121.82から122.50.ポンド円が134.07から135.18、オージー円が74.70から75.11、NZD円が70.04から70.36で上下、カナダ円は、79.30から79.00の狭いレンジで推移した。