昨晩海外市場は、新型コロナウイルスのワクチン実用化期待から米国株式市場が堅調な推移となり、リスク・オンのドル売りが続いた。NYダウは、一時428ドル高の上昇となったが、米中の軋轢に対する懸念が上値を押さえた。米経済指標としては、7月NY連銀製造業景気指数や6月鉱工業生産・設備稼働率が予想を上回ったが、影響は限定された。
ドル円は106.67までじり安、ユーロドルが1.1452まで上昇も、ECB理事会を控えて、利食いが優勢となった。またポンドドルも1.2650まで上昇後1.2576まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が122.46から121.82、ポンド円が135.10から134.68、オージー円は75.12から74.80まで利食いに押され、NZD円は70.02から70.33で小動き、カナダ円は、カナダ中銀が政策金利を据え置いたが、週間在庫統計で、原油の取り崩し幅が予想以上とったことから原油価格が反発、79.20まで上昇した。