金曜日の海外市場は、米ギリアド・サイエンシズが、同社のコロナ治療薬「レムデシビル」を重症のコロナ感染者に投与したところ、通常の治療法に比べ死亡率が62%に低下したと発表、米ファイザーとワクチン開発で提携する独バイオ企業も「ワクチンを年内に承認申請する」との見通しを示したことなどから、治療薬の早期開発期待から、NYダウが68ドル安から395ドル高までじり高となり、リスクオン・ムードも、週末のポジション調整の動きがドルの下値を支えた。尚、ナスダック総合株価指数は、3日続伸して10617ドルの史上最高値で取引を終えた。
ドル円は、米6月卸売物価指数が予想を下回ったことで106.65まで下落後、106.95まで反発、ユーロドルは1.1255から1.1325まで反発、ポンドドルも一時1.2665まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は120.88、ポンド円が135.21まで反発、オージー円は73.99から74.41、NZD円は69.98から70.34、カナダ円は78.40から78.71での推移となった。