昨晩の海外

昨晩の海外市場は、アジア時間からの軟調な株価を受けて、リスクオフの流れも、ファイザーやバイオンテックが新型コロナウイルスのワクチン治験で良好な結果を出したとの報道、米6月ADP全米雇用報告が、予想を下回るも前月が上方修正され、6月ISM製造業景気指数が、予想や景気の分水嶺となる「50」を上回ったことなどが好感され、影響は限定された。ただ、ナスダックは、市場高値を更新したが、NYダウは、カリフォルニア州で、新型コロナウイルス感染者が過去最多となったこと、デブラシオNY市長が、7月6日に予定していた飲食店の店内飲食の再開の延期を発表したことが嫌気されて、マイナス圏で引けた。
また、6月のFOMC議事録では、イールドカーブ・コントロールの効果に疑問が示されたが、影響は限定された。
ドル円は107.36まで下落、ユーロドルは1.1275まで一時反発、ポンドドルは、対ユーロでの買い戻しが続き1.2491まで値を上げた。
一方クロス円では、ユーロ円が120.26から121.14、ポンド円が132.96から134.23は、オージー円が73.91から74.61、NZD円が69.26から69.73で推移、カナダ円は79.01まで売りに押された。