昨晩の海外

昨晩の海外市場は、堅調な株価を受けて、リスクオフの動きも一服気味となった。NYダウは、週間新規失業保険申請件数が予想より悪化したことで、245ドル安からスタート。テキサス州のアボット知事が「経済活動再開の次のフェーズ移行を一時停止する」との報道が嫌気される局面もあったが、「米通貨監督庁が、ボルカー・ルールを緩和」との報道が下支えとなり、306ドル高まで反発した。その他米経済指標としては、1-3月期GDP・個人消費の確定値は、予想比変わらず、5月耐久財受注額が予想を上回ったが、総じて影響は限定された。
ドル円は、一時107.45まで反発、ユーロドルは、ECBが「非ユーロ圏中銀へのユーロ流動性供給のレポファシリティ開設」を発表したことで、独DAXが急反発したが、流動性供給によりユーロの需給関係が悪化するとの思惑から1.1191まで売り込まれた。また、ポンドドルは、1.2465を高値に1.2390まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が120.14まで下落、ポンド円は132.84から133.62で上下、オージー円が73.34から73.88、NZD円が68.64から69.08、カナダ円が78.35から78.78で上下した。