昨晩の海外

昨晩の海外市場は、底堅い米株価や原油相場を受けて、リスクオンの流れ。NYダウは、203ドル安から188ドル高まで反発、ナスダックは、1万ドルを回復し史上高値を更新した。NYの経済活動再開第2段に移行したことなどが好感されたが、アボット・テキサス州知事の「新型コロナ感染は許容度を超えて広がっている」との発言しており、警戒感は続いている。
ドル円は107.01から106.79の狭いレンジで上下、ユーロドルは、1.1270まで反発、ユーロ圏6月消費者信頼感指数の速報値が予想を上回ったこと、ショルツ独財務相が「復興基金に関する問題が解決することに自信」、バイトマン独連銀総裁は「ドイツは必要ならば財政余地がある」などと述べ、独憲法裁判所の判事交代が予定されていることで、ECBの資産購入が容認されるとの期待が高まっていることなどが要因として指摘されている。また、ポンドドルは、英保険当局が、「新型コロナウイルス感染による死者数が15人と3月半ば以来では最小を記録した」と発表したこともあって、1.2478まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が120.44、ポンド円が133.43、オージー円が74.01、NZD円が69.44まで反発、カナダ円は、原油価格の反発もあって79.09まで買い戻された。