昨晩の海外

金曜日の海外市場は、週末を控えて、ドルの買い戻しやクロス円の売りが優勢となった。メジャーSQを迎えたNYダウは、371ドル高からスタートも、その後320ドル安まで下落し、リスク回避の動きを支えた。経済指標としては、米第1四半期経常収支は、予想より若干悪化したが、影響はほとんど見えていない。
ドル円は106.77から107.05で揉み合い、ユーロドルは1.1255まで反発後、EU首脳会議で、欧州復興基金に関して、合意が先延ばしとなったことで、1.1168まで下落、ポンドドルは、ブレグジットに関する不透明感、英政府債務残高が、GDP比で1963年以来となる100%を上回ったことに加えて、対ユーロでの売りもあって1.2457から1.2345まで売りに押された。ユーロポンドは、0.9073まで買い戻しが優勢となった。
一方クロス円では、ユーロ円が120.21を高値に119.45、ポンド円は133.26から131.96、オージー円は73.84から72.99、NZD円は68.99から68.43、カナダ円も78.92の日中高値からは、予想より悪化した加3月小売売上高もあって、78.48まで下落した。