昨晩の海外

昨晩の海外市場は、アリゾナやテキサス州などの複数の州で新型コロナ感染による入院患者が急増していることなどから、2次感染拡大による米景気回復の遅れを懸念して、株価が軟調な推移となったことで、ドルや円の買い戻しが優勢となった。週間新規失業保険申請件数が、予想を下回ったが、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、マイナス予想に反して一転プラスに持ち直したが、反応は一時的に留まった。
ドル円は107.13まで反発後、106.67まで値を下げ、ユーロドルは、1.1186まで下落、ポンドドルは、英中銀が政策金利を据え置いたが、資産購入枠を1000億ポンド引き上げたことから、ゴーブ英内閣府担当相が「EUとの交渉が10月まで大きな進展がなければ、年内の自由貿易協定の締結は難しい」と述べたこともあり1.2401まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が119.60、ポンド円が132.39、オージー円は73.01、NZD円は68.58、カナダ円は78.49まで売りに押された。