昨晩の海外

昨晩の海外市場は、NY州が来週から第2段の規制緩和に踏み切ることで、経済回復に対する期待感が支える中、一方でテキサス州では、新型コロナウイルス感染の入院者数が11%急増したとの報道などが嫌気されて、NYダウは、揉み合い気味の展開に留まり、為替市場も方向かに薄い展開に留まった。パウエルFRB議長の2日目の議会証言では、「米国にとってマイナス金利は適切ではない」、「イールドカーブ・コントロール導入についてはまだ決断していない」などと示唆されたが、影響は限られた。
また、トランプ大統領が差し止めを求めているボルトン元大統領補佐官の著書の内容として、「トランプ大統領は、習近平主席に、2020年のアメリカ大統領選挙に勝つのを助けてくれるように頼んだ」と伝わったことが、NYダウの221ドル下落の要因となった模様。
ドル円は、小動きながら106.95までじり安、ユーロドルは1.1294を高値に1.1207まで下落、ポンドドルは、1.2590から1.2512で推移した。
一方クロス円では、ユーロ円が120.15、ポンド円が134.07、オージー円は73.75、NZD円は68.01、カナダ円が78.78まで値を下げた。