昨晩の海外市場

昨晩の海外市場は、株価の暴落的な急落を受けて、リスクオフ・ムードが広がった。NYダウは、過去4番目の下げ幅なるとなる1907ドル安まで下落した。また、前日1万ドルをこえたナスダックも500ドルを超える下落となった。
株価の下げの要因としては、前日のFOMCで、パウエルFRB議長が、米経済に悲観的な見通しを示したこと、アリゾナやカリフォルニアで、新型コロナウイルスの2次感染拡大の懸念が広がったことなどが嫌気された。
またトランプ大統領は、「FRBは度々間違えたことを行う」 クドローNEC委員長は、「ウイルスの感染者は増加しているが、死亡者数は横ばい」、ムニューシン財務長官は、「現在のところ中国は貿易協定に基づく義務を順守しているが、注意深く見守る」などと述べたが影響は見えなかった。
ドル円は106.58までじり安となり、ユーロドルは、1.1404を高値に1.12993まで下落、ポンドドルは1.2587まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が120.69、ポンド円は134.48、オージー円は73.10、NZD円は68.52、カナダ円は78.42まで値を下げた。