昨晩の海外市場は、FOMCの結果発表を睨んで、ドルの軟調、円の堅調が続いた。
注目のFOMCでは、政策金利が据え置かれ、声明文で、イールドカーブ・コントロールについての文言がなかったことで、一時ドルの買い戻しが出るも、FOMCメンバーによるFF金利見通しで、2022年までゼロ金利を維持する見通しが示されたこと、パウエルFRB議長が記者会見で、「YCC導入の是非はまだ答えが出ていな。今後の理事会でも話を継続する」と発言したことで、更にドル売りが強まったが、334ドル安から82ドル高まで反発したNYダウが、再びマイナス圏に沈んだことで、更にドル売りは強まらなかった。その他パウエルFRB議長は、「今四半期のGDPは過去最大の落ち込みとなるだろう」、「米労働省の失業率は失業を十分反映していない可能性」、「米経済を支援するためにあらゆる手段を行使することにコミット」などと述べた。
ドル円は、106.99まげ下落、ユーロドルは1.1422、ポンドドルは、1.2815まで一時上昇した
一方クロス円では、ユーロ円は122.29から121.59で上下、ポンド円は136.66から137.43、オージー円は74.95から75.63、NZD円は69.90から70.51、カナダ円は79.78から80.41で上下した。