昨晩の海外市場は、堅調な株価にも、リスク志向は高まらず、円が全面高となった。NYダウは、世界銀行が2020年の経済見通しとして、今年中に新型コロナウイルスの影響が終了するとの前提で、世界で▲5.2%、米国が▲6.1%のマイナス成長となるとの見方を示し、NBERが、米国景気がリセッション入りしたとの見方を示したが、悪影響は薄く、逆に米景気の差下げ止まり感が支え、470ドル高まで上昇した。
ドル円は、108.23までじり安となり、ユーロドルは、ラガルドECB総裁が、欧州議会で発言したが、新味に薄く相場に影響はなく、1.1268から1.1318で揉み合い、ポンドドルは1.2628を下値に1.12736まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が122.23、ポンド円が137.42、オージー円が75.57、NZD円は70.71、カナダ円は80.83まで一時下落した。