昨晩の海外

昨晩の海外市場は、欧州中央銀行が、パンデミック緊急購入プログラムの規模を6000億ユーロ拡大し2021年6月まで期間を延長、保有債券の再投資を2022年末まで行うことも表明しことで、イタリアやスペインの国債が急騰。欧州に資金が流入するとの期待感からユーロ買いが強まった。ただ、欧州主要株価指数が全面安で終え、NYダウも114ドル高から一時200ドル近い下落となり、ドルの下値を支えた。米経済指標としては、週間新規失業保険申請件数や4月貿易収支が、予想より弱い結果となったが、影響は限定された。
ドル円は、108.62を安値に、クロス円の買いや米10年国債利回りが、3月27日以来の高水準まで上昇したこともあって109.20まで反発、ユーロドルは1.1362、ポンドドルは、1.2634まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が123.98、ポンド円が137.82、オージー円は76.20、NZD円は70.65、カナダ円は80.95まで上昇した。