昨晩の海外

金曜日の海外市場は、本日開幕した全人代で、香港の直接的な統治を強化する新たな治安法制の審議が始まったこと、これに対してトランプ大統領が「非常に強力な対応を取る」と中国をけん制したことなどから、米中対立激化に対する懸念で、リスクオフ気味の展開も、一時180ドルまで下落したNYダウが、前日比変わらず圏まで反発して引けたことで、総じて影響は限定された。
ドル円は107.32の安値から107.65まで反発、ユーロドルは、4月30日開催分のECB理事会議事録で、「景気の一段の悪化が明確となれば、次回の理事会で規模拡大に踏み切る可能性がある」との見解が示されたことで1.0885まで売りに押され、ポンドドルは1.2162から1.2210で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円は117.00まで下落、ポンド円は130.68から131.37で上下し、オージー円は69.95から70.39まで反発、NZD円は、対豪ドルの売りで65.76から65.40まで下落し、カナダ円は76.96まで反発した。AUD/NZDは、1.0730まで買い戻された。