昨晩の海外

昨晩の海外市場は、パウエルFRB議長とムニューシン財務長官の米上院銀行委員会のける議会証言が行われたが、前日に草稿が伝わっており、「実質ゼロ金利を景気回復の確信が得られるまで維持する」、「新型コロナウイルス危機で悪化した景気を支えるため、あらゆる手段を講じる」と示されたが影響は限定された。ただ、昨日のNY株の反発要因となった米モデルナ社の新型コロナウイルス向けワクチン臨床試験に関して、ヘルスケア専門誌が「効果を信じるには情報が不十分」と報じたことなどが嫌気されて、NYダウが390ドル越えの下落となり、ドル売りや円売りを押さえた。
ドル円は、日銀が22日に臨時金融政策決定会合を開き、新たな資金供給手段を議論すると発表されたことで、108.09まで一時上昇、ユーロドルは、独・ユーロ圏5月ZEW景況感指数が、予想を大幅に上回ったこともあり、1.0976まで上昇、ポンドドルも1.2297まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が118.20、ポンド円が132.52、オージー円は70.97、NZD円は65.95、カナダ円は77.82まで一時買い戻された。