昨晩の海外

昨晩の海外市場は、パウエルFRB議長の演説を睨んで、ドルが上下にする形となった。
パウエルFRB議長は、「見通しは極めて不透明で、下向きのリスクが大きい」、「新型コロナウイルスの感染拡大で長期的な経済打撃への懸念が高まった」と述べたことで、ドル売りが一時強まるも、質疑応答で、市場が期待するマイナス金利の導入に関して、「マイナス金利は現時点で検討対象ではない」と述べことで、NYダウが700ドル近い下落となり、リスク回避のドル買いや円買いが強まって引けた。
ドル円は108.74まで下落、ユーロドルは1.0896まで反発後1.0812まで値を下げ、ポンドドルも、1.2340まで上昇後、ベイリー英中銀総裁が、国債買い入れの増額を示唆したと報じられたこともあり、1.2211まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は116.38から115.69まで下落、ポンド円が131.95から130.66、オージー円が69.78から68.91、NZD円は64.76から63.98、カナダ円は76.36から75.80まで売りに押された。