昨晩の海外

昨晩の海外市場は、主だった経済指標の発表のない中、米長期金利低下を受けてドル売りが優勢で引けた。NYダウは、649ドル高まで上昇後も堅調を維持した。尚、IMFが新型コロナウイルスによる影響で、今年の世界の成長率がマイナス3.0%まで急激するとの見通しを公表し、G7財務相・中央銀行総裁のテレビ会議で、「世界経済の安定に向けた短期的な追加策を検討することや開発途上国への融資制度の拡充や債務の返済猶予といった支援策についても協議した」と報じられたが、具体的な対策は示されず、影響は見えていない。
ドル円は106.98まで下落、ユーロドルが1.0985まで値を上げ、ポンドドルも1.2648まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が117.82から117.31で推移、ポンド円は135.52まで値を上げ、オージー円は68.52まで下落後69.12まで買い戻され、NZD円も65.02の安値から反発、カナダ円は76.92まで値を下げた。ただ、新興国の売りは強く、南アランド円は、南アフリカ準備銀行が、緊急金融政策委員会で、政策金利を1%引き下げたことで、5.81まで売りに押され、トルコリラ円が15.70まで下落した。