昨晩の海外

昨晩の海外市場は、まちまちの動き。米週間新規失業保険申請件数が664.8万件と記録的な大幅増となり、一時ドル売りが強まるも、NYダウが534ドル高まで反発したことで、この影響は限定された。ただ、その後NYダウが、高値圏を維持出来ず、揉み合いに終始した。
ドル円は107.02を安値に108.09まで一時反発、ユーロドルは、独政府が新型コロナウイルスの感染拡大を理由に今年の独GDPが大幅に縮小するとの見通しを公表したことや対ポンドでの売りが強まり、1.0820までじり安となったが、EU委員会が、雇用支援案として、加盟国に総額1000憶ユーロを貸与。労働時間短縮で減った給与を補填する方針を示したことが相場を支えた。また、ポンドドルは、1.2477から1.2348まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は、116.35まで一時値を下げ、ポンド円は133.90から132.56、オージー円は65.64から64.41、NZD円は64.10から63.09で上下し、カナダ円はトランプ米大統領が「サウジアラビアとロシアが原油産出量1000万バレルの減産に踏み切ると予想・期待する」と発言したことで、原油先物価格が急騰。74.96から76.56まで反発した。