昨晩の海外

昨晩の海外市場は、世界的な新型コロナウイルス感染者数の増加を嫌気した軟調な株価や新興国通貨の下落を受けて、再びリスク回避の動きが強まった。イタリアやドイツが、ロックダウンの延長を発表、トランプ大統領が、「今後の対応について、地獄の2週間になるかもしれない」と述べたことなどが嫌気されてNYダウは、一時1100ドルを超える下落となった。ただ、今夜発表された米3月ADP全国雇用報告や3月ISM製造業景気指数は、弱い結果も予想を上回ったが、影響は限定された。
ドル円は107.79から106.92まで下落、ユーロドルが1.0903まで値を下げ、ポンドドルは、1.2331から1.2440まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が116.95まで下落、ポンド円は、133.50から132.69まで売りに押され、オージー円は64.88、NZD円は63.24まで一時値を下げ、カナダ円は75.15まで下落した。