昨晩の海外

昨晩の海外市場は、G20のTV会議で、世界で550兆円の経済対策を実施することで合意したこともあって、株価が大きく反発。リスク回避の巻き戻しとなった。またパウエルFRB議長が、「FRBはまだ行動する余地がある」、「弾薬がなくなることはない」などと述べたこと、米週間新規失業保険申請件が、328.3万件と予想を大幅に上回ったことなどから、リスク回避のドル買いも巻き戻しの売りが優勢となった。NYダウは、1394ドル高まで反発した。
ドル円は、本邦機関投資家からの売りもあったようで、109.38まで下落後、110.08まで反発したが、その後109.21まで安値を広げた。ユーロドルは、ECBが資産購入を無制限にすると公表したこともあって1.1059まで買い戻され、ポンドドルは、英MPCが政策金利や資産買い入れ額を据え置いたこともあり、1.2230まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は119.96から120.01まで反発、ポンド円は133.83、オージー円は66.61、NZD円は65.47、カナダ円は78.21まで買い戻された。