昨晩の海外

昨晩の海外市場は、FRBが、緊急FOMCを開催。声明で、「新型コロナウィルスによる影響が、経済が深刻な混乱に直面することが明白になってきた」、「市場の円滑な機能への支援や経済・金融情勢全般に対する金融政策の効果的な波及を促す」と表明。無制限の量的緩和を行う方針を決定し、米国債や住宅ローン担保証券を必要なだけ買い取り、学生ローンやクレジットカードローン、中小企業向け政府保証融資に33兆円の基金を導入することも発表したが、株価は下げ止まらず、更に米上院で、トランプ政権の経済対策の議会承認が、難航していることが嫌気され、NYダウは一時966ドル安まで下落。リスク回避の動きが続いた。
ドル円は、109.81を安値に111.59まで反発、ユーロドルは1.0667から1.0828まで反発、ポンドドルは、1.1448まで売りに押された。ただ、ジョンソン英首相が「英国全体を3週間以上都市封鎖する」と表明したが、引け際の話で、ポンド相場に対する影響は限定された。
一方クロス円では、ユーロ円が119.94、ポンド円は127.35から129.12で上下、オージー円は64.80、NZD円は63.72、カナダ円は76.89まで反発した。