NY中盤

NY中盤の動向は、荒れた展開が続く。FRBが、緊急FOMCを開催。声明で、「新型コロナウィルスによる影響が、経済が深刻な混乱に直面することが明白になってきた」、「市場の円滑な機能への支援や経済・金融情勢全般に対する金融政策の効果的な波及を促す」と表明。無制限の量的緩和を行う方針を決定し、米国債や住宅ローン担保証券を必要なだけ買い取り、学生ローンやクレジットカードローン、中小企業向け政府保証融資などに関する新制度も導入することも発表した。
これを受けて、一時960安まで下落していたNYダウが、前週末比84ドル安まで値を回復、総じてユーロ買い、ポンド売り、円売りが優勢となっている。
ドル円は、109.81を安値に111.59まで反発、ユーロドルは1.0667から1.0828まで反発、ポンドドルは1.1448まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が119.94、ポンド円は127.35から129.12で上下、オージー円は64.65、NZD円は63.55、カナダ円は76.88まで反発した。