昨晩の海外

金曜日の海外市場は、中国人民銀行が一部銀行の預金準備率を16日から引き下げると発表、ショルツ独財務相が「ドイツは、経済的衝撃の緩和のため巨額の財政支出を行う」と発言、欧州連合は「財政刺激を可能とする危機条項を発動する用意がある」とし、FRBが国債買い入れの対象を30年債まで拡大、トランプ大統領が、この日緊急に記者会見を開催して、「新型コロナ対応で非常事態を宣言」、「最大500億ドルの連邦政府予算を活用し、検査や治療の態勢を強化する」、「全ての連邦学生ローンの金利支払い免除」、「石油大規模購入で戦略備蓄を拡大する」との方針を示したことなどから、上げ渋っていたNYダウが、最終的に1985ドル高まで反発して引けたことでドル買い、円売りが優勢で週末の取引を終了した。
ドル円は、思惑で荒れた動きも108.50まで反発、ユーロドルは1.1055まで売りに押され、ポンドドルは、対ユーロでの売りもあって1.2265まで下落、ユーロポンドは0.9053まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が120.32、ポンド円が134.32、オージー円は67.75、NZD円は66.85まで反発、カナダ円は、カナダ中銀が緊急利下げを発表したが、原油の反発などもあって下落は限定され、78.39まで反発した。