昨晩の海外市場も、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対する懸念などから、米長期金利の低下や株価の下落を受けて、リスク回避の動きが続いた。テドロスWHO事務局長が「新型コロナウイルスはパンデミックになる可能性がある」と述べ、カルフォルニアで8400人あまりの人々が、新型コロナウイルスへの感染の有無に関する監視対象になったとの報道などもあり、NYダウは1200ドル近い下落で引けた。
ドル円は109.61まで下落、ユーロドルは1.1007まで反発、ポンドドルは、英政府筋が「6月までにEUとの協定が明らかにならなければ、合意なき離脱の準備を始める」との見解を示したことで、1.2947から1.2861まで下落後、このレンジでの推移となった。
一方クロス円では、ユーロ円は121.04まで上昇、ポンド円は141.29まで下落、オージー円は72.03から72.60で上下、NZD円は69.75を高値に69.15まで下値を拡大、カナダ円は81.90まで値を下げた。