昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスによる新型肺炎が、世界的に景気を冷やすとの見方から、相場は神経質な展開となった。独保健相が「新型ウイルスの流行は始まったばかり」、米食品医薬品局の高官が「新型コロナウイルスはパンデミックの一端にある」、米国で新たな感染が見つかり、クオモNY州知事は、「新型コロナウイルス感染の可能性27件について検査し陰性の結果、いずれ州内で感染例が出ると予想」と発言、NYダウは、一時のバーゲン・ハントの動きから461ドル高まで上昇後、190ドル安まで下落した。この点に関しては、FDAが、不安を煽っていると憤慨しているトランプ大統領が、「新型コロナウイルスに関して日本時間27日午前8時に会見を行う」としており、注目が集まっている。
ドル円は、110.13から11.70で上下し、ユーロドルは1.0909を高値に1.0855と揉み合い、ポンドドルは、1,2901までじり安となった。
一方クロス円では、ユーロ円が120.59から119.93で上下、ポンド円が142.25まで下落、オージー円が72.23、NZD円は69.85まで反発後69.39へ値を下げ、カナダ円も83.40から82.68まで値を下げた。